富谷洋介建築設計
5 Avis

集光の家

敷地は札幌市街商業エリアに程近い建物が集密したエリアに位置します。
街中であるが故、敷地を囲む建物は建蔽率いっぱいまで建物を建てられており、用途地域や立地から見て将来においては3層程度の建物が建つ可能性もあり、住宅空間として大切な「自然光」を将来にわたりどう担保するかというのがプランニングにおいて一つのテーマとなりました。

1つ目は断面的な構成。
窓の1Fの南側にテラスと中庭を配置、2階からは1Fより北側にセットバックした大開口から吹き抜けを介して光を採り入れ、北側の階段室には3階の高さからハイサイドライトを採り込みます。それら3層の開口部が様々な光を室内に展開します。
ハイサイドライトのある階段室は建物内に3層の高低差を作り出すことで上昇気流による換気を促す自然換気塔でもあります。

2つ目は平面的な構成。
中庭に面した壁をハノ字に開き、白いフラットな外装材を採用して直射光と外壁に反射した拡散光を開口部へと導き、屋内の曲面壁が柔らかく建物内に光を広げます。

都市の中でプライバシーを確保しながらも自然光を各所から得る、開放的で豊かな住空間を目指し設計しました。
Année du projet : 2018
Pays : Japon