石尾の家
外観正面(ファサード)のうち、子世帯側の玄関方向を見る。玄関横の張り出した部分にかかる格子は4枚引違なので通常は両サイドに戸を引き込んでいます。モダンな和のデザインを強調するための設計でもありますが、和歌山は台風の多い地域でもあるのでその対策も兼ねたデザインでもあります。暴風の際の安心感は間違いなく上がります。材種は高耐久樹種でもある米杉としオスモ塗装で仕上げました。外壁はダークブラウンの木調サイディングを張りました。屋根は焼成瓦と一部はガルバリウムの立てハゼ葺です。メンテナンスがかからないように心掛け設計するのは大変重要です。
撮影:柴本米一