プロに頼んだ方が「お得」なことも。インテリアコーディネートっていくらかかるの?
インテリアコーディネーターに依頼するメリットって? 費用はどのくらいかかるの? 4人のコーディネーターが詳しくお答えします。
憧れの住まいのイメージはあるけれど、それを実際に再現するのはなかなか難しいもの。家具は何を置く? どこに配置する? カーテンの色、ラグの柄は? 照明は? 考えることがたくさんあって、「一人じゃ決めきれない!」という人も多いのではないでしょうか。
そんなとき頼りになるのが、インテリアコーディネーターの存在。幅広い知識と技術を駆使して、ユーザーのライフスタイルや好みに合わせた、最適な住空間をつくり上げてくれます。
とはいえ、具体的にはどんなことをしてくれるのか、依頼するにはどのくらいの費用かかるのか、気になりますよね。今回は、4人のインテリアコーディネーターにインタビュー。インテリアコーディネーターに依頼するメリットや、必要となる費用などを伺いました。
そんなとき頼りになるのが、インテリアコーディネーターの存在。幅広い知識と技術を駆使して、ユーザーのライフスタイルや好みに合わせた、最適な住空間をつくり上げてくれます。
とはいえ、具体的にはどんなことをしてくれるのか、依頼するにはどのくらいの費用かかるのか、気になりますよね。今回は、4人のインテリアコーディネーターにインタビュー。インテリアコーディネーターに依頼するメリットや、必要となる費用などを伺いました。
Home ICの伊藤ゆかりさんも、「相談することでご自身のインテリアへの考えをまとめられる。一般の方が知らないメーカーや方法を使って、理想の住まいを実現できる」のは、知識と経験豊富なインテリアコーディネーターならではと話します。
- 時間をかけずに理想の住まいを再現できる
住まいづくりには誰もがこだわりを持つものですが、理想の住まいを再現するために、あまり多くの時間を割けないという人には、インテリアコーディネーターの存在が頼りになるはずです。
- 家具を比較的安価で購入できる 「デパートで売っているような家具や、ショールームしかない家具、輸入の家具などは値引き価格で販売できることが多いです」と住吉さん。
- 一方で、そういったインテリアアイテムはほとんどがカスタムオーダーのため「プロに任せないで色や柄を決めるのは危険」だと住吉さんはいいます。そして、インテリアアイテムを取り扱っているショールームのスタッフもお部屋全体のコーディネートの専門家ではないため「全体プロデュースができる、インテリアデザイナーやコーディネーターに任せるのが一番」だと続けます。
具体的にはどのくらいの費用がかかるの?
依頼してみたいと思っても、どのくらいの費用がかかるのか、相場がわからないという人がほとんどだと思います。ここからは具体的な事例をもとに、コーディネートにかかった費用を見ていきましょう。
依頼してみたいと思っても、どのくらいの費用がかかるのか、相場がわからないという人がほとんどだと思います。ここからは具体的な事例をもとに、コーディネートにかかった費用を見ていきましょう。
こちらは、斉藤さんが実際に担当した住まい。約80坪の別荘です。確認申請や実施図は工務店が行ったものの、プランニングからデザイン、コーディネートまで担当したといいます。
こちらは、斉藤さんが担当した中でもっとも費用のかかったケースだそう。出張費及びカーテンや家具等の販売を除き、税別で約450万円でした。
こちらは、斉藤さんが担当した中でもっとも費用のかかったケースだそう。出張費及びカーテンや家具等の販売を除き、税別で約450万円でした。
反対に、小さなワンルームの場合はどうでしょう?
こちらは、住吉さんが担当した住まいです。ユーザーの依頼で、できるだけ予算を抑えることに注力したといいます。
「コーディネートフィー込みで、20万円でした。ニトリの家具、オーダーカーテン、オーダーブラインド、イケアのラグや照明、ザラホームのファブリックなど、全てネットで買えるもので手配しました。お客様がご予算を抑える代わりに、商品の受け取りや組み立てにご協力くださったので成立したお仕事です」
こちらは、住吉さんが担当した住まいです。ユーザーの依頼で、できるだけ予算を抑えることに注力したといいます。
「コーディネートフィー込みで、20万円でした。ニトリの家具、オーダーカーテン、オーダーブラインド、イケアのラグや照明、ザラホームのファブリックなど、全てネットで買えるもので手配しました。お客様がご予算を抑える代わりに、商品の受け取りや組み立てにご協力くださったので成立したお仕事です」
一方伊藤さんは、家具を含めたユーザーの予算が低かったケースで、コンサルティングのみ1万5千円で対応したと話します。あまり予算がない場合には、とりあえず相談だけしてみて、家具の購入や配置は自分たちで行うというのも手です。
また、塩月さんも「オーダーカーテン1窓やブラインド1ヶ所など、1万円程度から対応可能」と言います。「どうしてもここだけアイデアが浮かばない!」というときに頼ってみてもいいでしょう。
また、塩月さんも「オーダーカーテン1窓やブラインド1ヶ所など、1万円程度から対応可能」と言います。「どうしてもここだけアイデアが浮かばない!」というときに頼ってみてもいいでしょう。
もちろん、住まいの大きさや家族構成、依頼内容によっても費用は大きく変わりますが、塩月さんは一般的な相場として、「一人暮らしの住まいは100万以内、お二人世帯は200万前後、ファミリーは500万前後くらいですと、改装ありきで柔軟なインテリア計画が実行できてるように思えます」と話します。
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住吉さんは、インテリアコーディネーターには「翻訳家として」の役割があるとも話します。「家づくりやリフォームで、建築家に要望をうまく伝えられない場合もあります。コーディネーターも交えて打ち合わせをすることで、伝えたいことをコーディネーターが上手に汲み取り、建築家に伝えてくれることも多いです」
漠然とした理想のイメージを的確に再現していくために、プロの力は必要不可欠。はじめはぼんやりとしたイメージだったとしても、繰り返しコーディネーターに伝え、相談することで、自分だけの素敵な住まいを完成させることができるはずです。
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- プロの専門的な知識が利用できる
「今はインターネットでなんでも調べられますが、情報が多すぎてお客様自身で全体をまとめることはとても大変なことです」と話すのは、インセンスの斉藤克雄さん。インテリアコーディネーターの役割について、「経験と知識で、お客様の求めるものを提案するのがプロの仕事だと思います」と語ります。